奈教ゼミが生徒に学習計画を立てさせない理由
「定期テストの日程から逆算して、学習計画を立てましょう。」
テスト勉強の方法として、よく言われることです。
しかし、奈良教育ゼミナールでは、このような指導をしません。
なぜか。
それができる生徒なら、最初からある程度できているからです。
テストまであと30日。数学のワークは何ページ。英語はここまで。理科と社会もある。
それを全部確認して、「では、今日はここまで。明日はここまで。」と自分で計画を立て、その通り毎日実行する。
これができるなら、そもそも勉強でそれほど困っていないでしょう。
大人だって簡単ではありません。仕事の締切から逆算して、1か月先まで完璧な計画を立て、毎日その通り実行する。
私はそんなに上手にできません。
まして、中学生に**「計画を立てましょう」**と計画表を書かせ、それを先生がチェックしたからといって、急に計画通り勉強できるようになるとは思っていません。
計画を立てさせる代わりに、塾が逆算する
当塾では、生徒に立派な学習計画表を作らせる代わりに、塾が定期テストの日程から逆算してカリキュラムを組みます。
テスト直前の2週間だけ、一気に定期テスト対策をするのではありません。
1か月、場合によっては2か月ほど前から、普段の授業の中に少しずつテスト対策を入れていきます。
今週はここまで。次はこれ。その次はこれ。
そうやって少しずつ積み重ねていけば、テスト直前になって「まだこんなに残っている」という状態になりにくくなります。
無理なく少しずつ積み重ねて、テスト当日までに仕上げる。
その方が失敗しにくい。そして、結果にもつながりやすいと考えています。
それでは、生徒の主体性を奪わないのか
「先生がそこまで管理したら、生徒が自分で計画する力が身につかないのではないか。」
そう考える方もいるでしょう。
私は、むしろ逆だと考えています。
塾を必要としている生徒に、いきなり「自分で計画を立てて、自分で実行しなさい」と求めても、なかなかうまくいきません。
まず必要なのは、少しずつ勉強を積み重ねて、最後までやり切る経験です。
そして、**「ちゃんと準備したら、できた」**という成功体験です。
最初は教師に引っ張られていてもいい。
毎週少しずつ進める。やるべきことを終わらせる。テストを受ける。結果が出る。
この経験を何度も繰り返していると、生徒自身の勉強にも少しずつ変化が出てきます。
実際、当塾で勉強のリズムをつかんだ生徒が、学校の宿題などを計画的に少しずつ進めるようになることも少なくありません。
「計画的に勉強する」ことも、技術です
私は、計画的に勉強することも一つの技術だと考えています。
しかし、それはやり方を説明されただけで身につくものではありません。
実際に、
少しずつ進める。間に合わせる。結果が出る。
という経験を繰り返すことで、少しずつ身についていくものです。
だから奈良教育ゼミナールでは、
「計画を立てなさい」と言う前に、計画的に勉強する経験をさせる。
その経験を繰り返す中で、少しずつ自分で勉強のリズムを作れるようになってほしいと考えています。