個別指導塾を探していた家庭が奈教ゼミを選ぶ理由
奈良教育ゼミナールには、個別指導塾と迷った末に入塾される方がいます。成績でいえば、通知表が「3」から「4」くらいの生徒に比較的多いように感じます。個別指導塾から当塾へ転塾してくる生徒もいます。
私は以前から、これを少し不思議に思っていました。
奈良教育ゼミナールは集団授業の塾です。個別指導を希望しているのであれば、ふつうは別の個別指導塾と比較するはずです。それなのに、なぜ個別指導塾と当塾が比較されるのでしょうか。
最近、一つの理由が見えてきました。
「集団塾は厳しい」の正体
個別指導塾を選ぶ理由として、
「集団の進学塾は厳しそう」
というものがあります。
では、この「厳しい」とは何でしょうか。
宿題が多い。先生が怖い。テストが多い。もちろん、それらもあるでしょう。
しかし、もう一つ大きいのが、
「授業の進むペースが速すぎて、ついていけなくなるのが怖い」
ということではないかと思っています。
以前、ある生徒がこんなことを話してくれました。
学校の休み時間や授業中まで、進学塾の勉強を必死にしている友達を見て、
「集団の進学塾は厳しい。自分には無理だと思った」
というのです。
なるほど、と思いました。
ちなみに、この生徒はその後、南陽高校へ進学し、卒業後は国立大学へ進学しています。
宿題が少なくても、進度が速ければ厳しい
奈良教育ゼミナールも、学校と同じ速さで授業をしているわけではありません。おおむね、学校の1.5倍から2倍程度の速さで進みます。
これでも十分に先取りです。
しかし、実際には当塾よりずっと速いペースで進む塾もあります。
仮に、学校の3倍、4倍という速さで進む塾があったとしたら、どうなるでしょうか。
学校なら3回、4回の授業を使って学ぶ内容を、塾では1回の授業で学ぶことになります。そして次の授業までに、その内容を理解し、ある程度自分で使える状態にしておかなければなりません。
次の授業では、また学校の3回、4回分に相当する新しい内容が入ってきます。
宿題の量そのものは、それほど多くなかったとしても大変です。
一度の授業で理解しなければならない量が多いからです。
さらに数学では、前に習った内容を使って次の内容を理解することが少なくありません。どこかでつまずいたまま次へ進めば、次の内容も分かりにくくなる。
進度が速ければ速いほど、一度のつまずきから立て直すのも大変になります。
奈教ゼミも速い。でも、立て直せる速さにする
もちろん、速い進度そのものが悪いわけではありません。速い授業についていき、自分で復習しながら理解を深められる生徒なら、大幅な先取りには大きなメリットがあります。
しかし、すべての生徒がそうではありません。
奈良教育ゼミナールも学校より先へ進みます。ただし、生徒がつまずいたときに、立て直せる余地を残した速さで進みたいと考えています。
どこまで先へ進んだかよりも、今習っていることをきちんと理解できたかを優先する。そのため、必要なところでは立ち止まります。
個別指導を探していた人が、奈教ゼミを選ぶ理由
個別指導塾を探しているご家庭が求めているものは、必ずしも「個別指導」という授業形式そのものではないのかもしれません。
求めているのは、
「分からないまま置いていかれないこと」
なのではないでしょうか。
集団の進学塾は速すぎて心配。でも、学校よりは先に進んでほしい。
そんなご家庭に、
「集団授業だけれど、ここならついていけそう」
と選んでいただいているのかもしれません。
奈良教育ゼミナールも、決してゆっくりした塾ではありません。
学校より先へ。
でも、生徒の理解より先へは行かない。
個別指導塾と奈教ゼミが比較されるのは、授業の形が似ているからではありません。
もしかすると、どちらも
「分からないまま置いていかれたくない」
という思いから選ばれているのかもしれません。